気象観測分野において風の観測を行なう測器は、風車（プロペラ型）と超音波型、風杯型に分類されます。ここに紹介するKS-5900型超音波式風向風速計は、可動部分が無いので原理的に風速0m/sから計測が可能な超音波式風向風速計です。従来音波の乱れ等により60m/sを超える強風の計測は困難とされておりましたが、独自の計測技術の採用により、最大風速90m/sまでの計測を可能にしました。

主な仕様
測定範囲：風向：全方位　：風速0～90m/s
精度：風速：6m/s以下　±0.3m/s（気象庁検定規格）
：6m/s以上　±5%　：風向：±5°
分解能：0.1m/s
耐風速：90m/s以上
出力：RS-485、カレントループ　電圧信号（0～1V）
電源：DC9～35V
重量：約3.5kg
最大寸法：φ180×450h

• 機械的な可動部分を持たないので、原理上風速0m/sから計測出来ます。
• 最大風速90m/sまでの、強風の計測が出来ます。
• 新開発、1ヘッド発信、3ヘッド受信方式の採用により安定した計測を行います。
• 小型、軽量　従来比1/3
• エコ会社に対応した省電力設計　従来比1/2
• 各種用途に応用出来る多彩なインターフェイス
  （アナログ信号、RS-485、RS-232C、デジタルカレントループ信号）
• 長期間のご使用に耐える、耐候性に優れたSUS製ボデー
• 縦型円筒式超音波振動子の採用により、水滴にも強い設計になっています。