本製品は、超電導コイルを使用した医療用磁気共鳴装置（MRI＆NMR)用の電源として開発し販売しております。
磁気共鳴画像装置では強い磁界を安定的に発生させる必要があるため、超電導コイル電磁石が使用されています。
超電導コイル電磁石を励磁及び消磁するための電源装置には、専用の機能が必要なことに加えて、ノイズが小さく安定的な電流を供給することが要求されます。
この電源は専用の機能を電源内部に収納しながらも、大出力電流、高安定度、低ノイズを実現し、外形寸法と取り付けはEIA規格のラックに対応しています。
電源の制御と状態監視は、イーサネットインターフェイスと前面タッチパネルの両方から可能です。
超電導コイル電磁石の用途以外にも一般的な直流電源としても使用可能です。工藤電機はお客様の要求にあわせて、他にもさまざまな用途の電源を設計・製造してまいりますのでお気軽にお問合せください。

• 超電導コイルの励消磁に必要な機能を一つにまとめました。
  （オールインワン）
• オールインワン
  超電導コイル励磁用電源±5Ⅴ、300A
  コイルエネルギー吸収回路（約6V、300A、5MJ）
  クエンチ検出器　過電圧（２端子）法
  PCSヒーター電源
  プログラマブル自動励消磁機能（オプション）
  を全て内蔵可能。タッチパネルで直感的に操作可能。
• 高安定度
  出力電流の安定度は5ppm（温度係数±3.5ppm/Ｋ Typ）と汎用電源としてはトップクラス。常時励磁のＭＲＩ装置、短尺導体試験等に使用できる高安定性と低ノイズを実現しました。