三次元ボールミル&ミキサー『HYPER SHAKER^®』は、多種多様な工業系材料の粉砕・混合・造粒・攪拌装置です。 本装置は、水平・垂直のそれぞれ独立した回転軸を持ち、その回転軸の交点と中心が一致する球体容器を三次元的に回転させることで、容器内部に入れた粉砕用ボールのカスケーディング（ボール間の入れ替え）運動が支配的となり、容器内部に高いエネルギーを発生させ、対象物に強いせん断力・摩擦力を効率的に与えます。それにより、従来のボールミルと比較し処理時間の大幅な短縮が可能となります。 また、ボールのカスケーディング運動により、物質のへき開破壊・剥離粉砕が進行しやすくなるという特徴もあります。従来のボールミルで発生するボール衝突運動は減少するため、容器内の発熱は抑制されます。

• 低発熱粉砕効果は、温度上昇を嫌う有機物などの粉砕に最適。
• 粒径の異なる複数の材料の均一攪拌・分散が可能。
• 粘性の高い流体と粉体の均一分散混合が可能。
• 湿式・乾式両対応の高気密容器を採用。
• マグネットギアを用いた非接触回転機構により安定した高速内部回転を実現。
• 大型はPLC制御、小型はPC制御と独自の制御技術により最適な運転条件を確保。
• 装置形状
  ・TDMM-XX(大型):1000mm(W)×1000mm(D)×1600mm(H)
  ・TDMM-X(小型)：910mm(W)×450mm(D)×450mm(H)
• 搭載容器
  ・大型用標準容器：φ200mm球体容器(容量約7L)
  ・小型用標準容器：φ120mm球体容器(容量約1L)